野球選手の障害予防、育成プロジェクト
2018年12月17日
12月16日、生駒市体育協会と所属団体主催の「野球選手の障害予防、育成プジェクト」のサポートに行ってきました。
このプロジェクトは中高生の野球少年を対象に、ケガの予防や正しい動きを身に付けて競技能力の向上を目的に数年前から開催されています。
具体的には、野球を行っている児童、生徒の「検査で異常がないが痛い」「痛みで練習ができない」「手術を避けたい」「手術をしたけど痛みが再発した」等々のスポーツ障害やパフォーマンス向上に不安を抱えている現場の声にお応えするものです。
痛みには必ず原因がありますので、一人ひとりの基本動作(投げる、打つ、走る)の分析のために当院でも使用しているキネティックラボセンサーを用いて、痛みの原因分析、早期復帰、故障しない身体作りを目指します。
私自身も第一回からエクササイズ指導に参加させて頂いていますが、今回の主なテーマは 「走る、投げる、打つ」の各動作に共通する身体の動きのエクササイズです。
走―投、投―打、打―走に共通した身体の動き、また、その全てに共通した体の使い方を学びます。
速い球を投げたい、バッティングが上手くなりたい。色々ありますが、実は投げる練習ばかり、打つ練習ばかりでは上達は早くなりません。
野球ではピッチング1つとっても様々な動きが要求されます。まず、元となる身体が思うように合理的に動けるようにならなければなりません。
エクササイズでは一見、野球とは関係ない動きをします。はじめて参加する人は「何でこんなことするんだろう?」と思う方も少なくないと思います。
しかし、1つ1つの動きを分解してみるとその必要性が理解できます。
選手の皆さんも普段と違う動きをして四苦八苦したかもしれませんが、このエクササイズを通じて野球が上手くなりたい、ケガせず楽しみたいを実現して欲しいと思います!