打撲でお困りの方へ~整体で早期改善~
2025年02月26日
今回は、打撲に対する当院の施術方針をご紹介します。
打撲というと、冷やしたり圧迫したりして治るまで安静にするしかないと思っていませんか?
当院の施術方針は、一般的に常識とされるものとは異なる方法で打撲の早期回復を目指します。
まず、「炎症」に対する考え方の違いからご説明します。
一般的に打撲や捻挫をした場合、RICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)というものが行われます。
炎症とは?
炎症は以下の5つの症状で表れます:
1.発熱
2.発赤
3.腫脹
4.疼痛
5.機能障害
通常、炎症に対する処置は、冷やして圧迫(テーピング固定等)するのが一般的です。 血流を制限し、炎症と腫脹(腫れ)を抑える目的で行います。
しかし、当院ではこの方法とは異なるアプローチを取ります。
当院では、冷却も圧迫(テーピング固定等)も基本的にしない方針です。
(必要だと判断した時はこの限りではありませんが、まだほとんどありません。)
その目的は…
最大限に自然治癒力を働かせるためです。
冷却や圧迫は炎症を抑える一方で、血流を制限し、軟部組織の緊張を生じて組織の回復を妨げる可能性があります。
「炎症」とは、損傷した組織を回復させるために必要な生体の反応です。
そのため、
炎症は受傷と同時にすみやかに起こり、回復とともにすみやかに消失する
のが正しい炎症反応と捉えています。
受傷後に炎症反応を必要以上に抑えないことが重要です。
しかし、ただ冷却や圧迫をしないだけ、というわけではありません。
痛みによって歩けない、腫れてズキズキ痛むなどの症状に対して、冷却や圧迫固定をせず、症状を改善させる必要があります。
自律神経による炎症の促進と抑制
自律神経も炎症反応の回復に重要な役割を果たします。自律神経系のバランスが崩れると、治りが悪くなったり炎症の慢性化に繋がるため、適切に働く調整が必要です。
当院の施術
当院の施術では、全身の偏りを改善し、重心バランスや自律神経の機能を整えます。
患部の筋緊張を緩和し、疼痛や血流を改善します。全身と患部のストレスを軽減し、
適切な炎症反応を調整することで、安静にするだけでなく、積極的に打撲の早期改善を図
ります。
※当院の方針をすべてのケースで推奨しているわけではありません。怪我の処置には専門的な知識と経験が必要です。応急処置が必要な場合は、十分な知識を持った方の指示を仰ぐか、接骨院や適切な医療機関にお早めに受診してください。
「昔の日本人は凄かった!?」
2025年02月12日
こちらの写真を見てください。女性が米俵を5俵背負っています。
1俵約60Kgですが、実際は2俵はもみ殻が入っていたそうですが、それでも180Kgは担いでいることになります。
これは山形県の庄内地方で米を運搬する仕事をしていた小柄な女性の写真ですが、現代の一般男性でも、かなり難しいのではないでしょうか。
では、なぜこのようなことができるのか?
それは「軸」と「重心」です。
自分の重心の中心を理解し、しっかりした軸を持っていたからこそ、そこに重い物を載せて
軸で支えることができたといえます。
筋トレや特別なトレーニングをしていたわけではなく、昔の日本人なら普段の生活で
身に付けていた身体操作であったと考えられています。
これは、現代の便利な文明に慣れた我々が失った能力なのでしょうか。
いえ、そうではないと思います。
今でも、自分の重心を理解し、正しい姿勢と身体感覚による軸を身に付けることができれば、この女性のようにとんでもない力を発揮したり、単純な筋肉による力ではない力を出すことができます。
そうすれば、スポーツをしている人ならば新たな身体感覚による運動能力の向上や、筋力トレーニングが難しい高齢者の方であっても、今よりもふらつかず、しっかりと歩くこともできるようになります。
当院では、BCトータルバランスシステム よる施術とBCエクササイズによって、これらのことを実践しています。
この施術を受けていただいた患者さまは、体のブレやふらつきのテストをするとほとんどの方がピタッと動揺がなくなります。
これは、施術により身体のクセや偏りが改善され、軸と重心が整うためです。
本来持っている能力を発揮することによって可能となります。
また、BCエクササイズ に取り組んでもらうことにより、ご自身でも 軸や重心を整えたり、単純な筋力だけに頼らない全身を使った力の使い方を獲得できるようになります。
このように、当院では施術とエクササイズ指導により、昔の日本人を取り戻すことで
痛みのない健康な身体、スポーツの競技能力向上を目指しています。
ご興味のある方は、いつでもお気軽にご相談ください。